大阪にある日本一の居酒屋、阿倍野・明治屋。

大阪の天王寺から、電車でちょっとの阿倍野という町にある。
居酒屋、明治屋なのだ。
先日、奈良に行った帰りに(例によって地下鉄の駅を乗り間違えるというアクシデントにもめげず)訪ねた。
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午後のとても早い時間に店を開き、たしか午後2時からだったろうか。それが、あっという間に席がうまってしまう。
お店の中は、「なにもかも古いが毎日、磨き上げて気品さえある」たたずまいなのだ。
黒板のメニューを見たら、いちばん高いのが関西でおなじみの「よこわ鮪」のお造りが700円。
それは番外みたいなもんで、500円から350円のお品がほとんどである。
その日、わしはたまに関西に来たのだからよこわ鮪をいただき、名物のしゅーまい(350円)をまずお願いした。お酒はほとんどが純米酒をラインナップし、黒ビールの小瓶もあるところがしぶい。
午後3時だというのに、わしが入店した時の半ば入りから、あっという間に満席になっちゃった。
しぶとそうな浪速の商人、どっかの退職した教授風の二人連れ、「ここのしゅーまいが好きやねん」とニコニコしている独り客のじじい、ラフな服装の広告屋らしい3人組、あれやこれや・・・。
そんな彼らが大声を上げることなく、しかし、これが関西弁の妙味というのだろうか会話そのものを楽しんでいる(早い話が、どーでもいい話っぽい)うちに心地よい会話のウエーブが相互に干渉して、わんわんとお店いっぱいに美しい交響詩を奏でるのだ。
そんなカウンターで呑んでると、まるで心地よい温泉にするりと入っているような、のどかで和やかな気分がいい。
ああ、これなのだ。
料理もうまい、お酒もうまいが、なによりもお店とお客の醸し出す空気がいいのだ。
このお店は客がぽつりぽつりと増えていき、この交響詩を奏で、やがてお客が帰っていき、そしてまた、お客が増えるとまた心地よくにぎわうというリズムがある。

ああ今日もひさびさに楽しかった、とお店を出たら午後4時だ。
まるでタヌキにでも化かされたように明るい阿倍野の町を、ほろ酔いで新大阪の駅に向かうのがまたいい味なんだよな。




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この記事へのコメント

わるむし
2010年07月04日 10:44
私も奈良に行って来たんですよ。6/13~6/14。法隆寺に行きたくて。一日目は法隆寺と興福寺の阿修羅像をみまして、二日目は高松塚古墳に。斑鳩と飛鳥を歩いたわけです。宿泊は大阪てーこくホテル(格安)だったんですが、晩は京橋~天満安ウマ酒場漂流でした。このお店を知っていたら・・・ああ残念。
ところで、ゴメンナサイ、コメントとトラックバックってどう違うんですか?
けんた
2010年07月04日 21:43
>わるむしさん
機会がございましたら、ぜひいらしてください!
「コメントとトラックバック」の違い・・・?
すんません、わしには分からんとですッ。

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