「3月のライオン」に、はまった。

羽海野チカさんと言えば、知ってる人は知っている「ハチミツとクローバー」の方である。
その新作なんだが、この作品の世界観にすとんと心が落ちた、すっかりハマった。
三月町という舞台が、とても良い。今すぐにでも荷物をまとめて、そこへ住みつきたいほどである。
主人公の彼にとって重要な場である将棋会館は千駄ヶ谷だけど、暮らしの場はなんとなく東に進んで中央区っぽい。
それもウォーフロント開発の谷間に、いじらしく、したたかに残ってる築地から月島あたりのレトロな下町がイメージされる。
そこに小さな路地があって、てんで勝手に花やら観葉植物の鉢がころがっているようなフレンドリーな街があってさ・・・。私はドラマの中心となる若い彼や彼女たちをさりげなく、温かく、見守る近所のジジイ仲間になって、たまには酔っぱらって寿司折りのひとつも持っていくと、そんなシチュエーションも目に浮かぶほどである。
この「3月のライオン」では当たり前の家族関係をスクラップ&ビルドしつつ、もちろんその過程には切ない思いも行き違いもたくさんあるのだが、その上で、人と人が手をさしのべて、不器用だけど心を交わそうというのがあって・・・いいよな。
幸薄い独り暮らしのおっちゃんである私には、心にしみるエピソードがきらめくようであり、勇気づけられるようでもある。

単行本は2008年に第一巻が出て、それから現在、第五巻かあ。
まだ一巻を読んだばかりだけど、これからとても楽しみな作品に出会ったと思う。


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