竹原は、夏だった。 

ふらっと竹原に行ってきた。
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たけはら美術館が「夏への誘い」と題して所蔵品展をなさっており、上村松園の作品「夕べ」が展示されるという。これは観ておきたいのである。
この美術館はひさしぶりなのだが、今回は横山大観、橋本雅邦、南薫造、富岡鉄斉というビッグネームの作品が並んでいた。その中でも、これは力強いなあ!と感じる夏草の掛け軸があったのだが、作品プレートを観て驚いた。
俵屋宗達。
江戸初期の人で、名前を知らなくてもあの「風神雷神図」はご存じと思う。あれを描いた方なのだ。
そしてね、こうした作品はすべて竹原出身の政治家・池田勇人のコレクションなのである。しかも、その一部から、夏をテーマにした展示を行っているわけだ。
昔の政治家って、こういうものだったんだなあ。
なぜ絵画が集まったのかはわからない、しかし、その没後はぽんとコレクションを手放し、郷里に贈るというのは大いに評価したいと思う。
なんだか争点のわからない参議院選挙が近いせいか、ぎらぎら太陽が照りつける道を歩きながら、わしもあれこれ考えるのだった。

歩いた先には、こんな光景が広がっていた。
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カメラを取り出そうとしたら、目の前を女子高校生が自転車に乗ってさぁーと通り過ぎていった。
石畳の町並み、かけぬける自転車、夏。
写真がないのが残念だけど、竹原に来て夏らしい風景に出会えたのだった。

龍馬伝、第26回を視た。

ここのところ、武市半平太をひっぱり過ぎ。
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もとより岩崎弥太郎の視点が今回のドラマのキーであるとは知ってます、しかし、弥太郎と龍馬の双方に目をくばったつもりが冗漫になったように思う。
第21回で半平太が囚われの身になってから今回で6話というのは、ちょっと長いよな。
龍馬が維新のトップステージに出て、活躍したのはわずか3年あるいは5年であったという。
今日のドラマはおよそ1864年のことである。
・・・京都・近江屋の1867年まであと3年なのだ。
これからの展開の期待したい。
それでは、また来週もテレビの前でお会いしましょう。

あッ!来週は選挙があるので放送時間が変更して、午後7時10分からです!お気をつけください!

よくやった、ジャパン!

強豪あふれるサッカー大陸の南米から勝ち上がってきたパラグアイを相手に、互角以上に戦った。
きみたちは日本サッカー史上最強のチームなのだ。
そして、新しい歴史がきっと始まると思う。

よくやった。すべての選手を誇りに思う!

W戦、決勝トーナメントへ!

やりましたッ。

前半戦はフリーキックのチャンスをみごと活かしつつも、なんか主審がゲームをコントロールし過ぎてる感じがイヤンであった。
とくに長友(すごいぞ、きみは)、遠藤(やるじゃん)に対する遅延行為?という難クセでイエローカードには納得できん。その不安は、後半でのデンマークPKにつながった。これも、おかしーよな?である。
しか~し、本田&岡崎の3点目は文句なし!
実力でデンマークを下し、決勝トーナメントに進んだのだ。

ジャパン、ごきげん!

龍馬伝、第25回を視た。

うーん、ちょっと停滞気味な感じだなあ。
伏見の船宿を再現したのは、素晴らしい。これまで文書でしか知らなかったイメージが、いきいきと見られたのである。
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その寺田屋の女将、(実は長年のファンであるが)草刈民代さんがもうちょっと・・・。これは演出の責任だけど、お登勢という人物のエッジを立てて欲しいぞ。
そして海軍操練所のクローズという大事件、これもまた赤いキツネの方のせいか、ドラマがゆるい。
ドラマって、当たり前だけど役者の力なのだな。
今回は大事なポイントに、プロではないキャストが2人も出たせいなんだろうな。
来週に期待しよう。
それではまた、テレビの前でお会いしましょう。

大阪にある日本一の居酒屋、阿倍野・明治屋。

大阪の天王寺から、電車でちょっとの阿倍野という町にある。
居酒屋、明治屋なのだ。
先日、奈良に行った帰りに(例によって地下鉄の駅を乗り間違えるというアクシデントにもめげず)訪ねた。
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午後のとても早い時間に店を開き、たしか午後2時からだったろうか。それが、あっという間に席がうまってしまう。
お店の中は、「なにもかも古いが毎日、磨き上げて気品さえある」たたずまいなのだ。
黒板のメニューを見たら、いちばん高いのが関西でおなじみの「よこわ鮪」のお造りが700円。
それは番外みたいなもんで、500円から350円のお品がほとんどである。
その日、わしはたまに関西に来たのだからよこわ鮪をいただき、名物のしゅーまい(350円)をまずお願いした。お酒はほとんどが純米酒をラインナップし、黒ビールの小瓶もあるところがしぶい。
午後3時だというのに、わしが入店した時の半ば入りから、あっという間に満席になっちゃった。
しぶとそうな浪速の商人、どっかの退職した教授風の二人連れ、「ここのしゅーまいが好きやねん」とニコニコしている独り客のじじい、ラフな服装の広告屋らしい3人組、あれやこれや・・・。
そんな彼らが大声を上げることなく、しかし、これが関西弁の妙味というのだろうか会話そのものを楽しんでいる(早い話が、どーでもいい話っぽい)うちに心地よい会話のウエーブが相互に干渉して、わんわんとお店いっぱいに美しい交響詩を奏でるのだ。
そんなカウンターで呑んでると、まるで心地よい温泉にするりと入っているような、のどかで和やかな気分がいい。
ああ、これなのだ。
料理もうまい、お酒もうまいが、なによりもお店とお客の醸し出す空気がいいのだ。
このお店は客がぽつりぽつりと増えていき、この交響詩を奏で、やがてお客が帰っていき、そしてまた、お客が増えるとまた心地よくにぎわうというリズムがある。

ああ今日もひさびさに楽しかった、とお店を出たら午後4時だ。
まるでタヌキにでも化かされたように明るい阿倍野の町を、ほろ酔いで新大阪の駅に向かうのがまたいい味なんだよな。




龍馬伝、第24回を視た。

なんかもう、一部の隙もないような脚本と演出でした。
誰も叫んだりしないかわりに、みっちりと押さえた心と声がぎゅうぎゅう詰めな感じなのだ。
そして、蛍だ。
土佐の武市の屋敷そして牢獄に舞い、京都の川面に光を放つ。けなげな蛍の光が遠く離れた人たちを、いじらしくつないでいる。また、おなじみ土佐の坂本一家のホームドラマなシーンもいい。
さて、世の中にはこういうことがある。「あの優しそうな、とても家庭を大切にしている人が、そんな(悪い)人なのデスかッ!」そんな歴史の中にいくらでも出てくるエピソードを下敷きにしたような、岩崎弥太郎の我が子をいつくしむ微笑み、武市半平太の妻へのいたわりがドラマの中に語られている。
毎回、見応え十分である。ただ、龍馬がなあ。
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そろそろオンエア開始から半年もたとうというのに発展途上であり、魅力を発揮していないのは、どーなの?と思いつつ、もちろん次週もまた!
テレビの前で、みなさまにお会いしたいと思うのである。


龍馬伝、第23回を視た。

やたらと龍馬が走り回っていた。
そして番組の最後は、新撰組の不気味に静かな隊列である。幕末の歴史ファンならご存じ、池田屋事件のエピソードだ。
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そこへ龍馬が現れて、こんどは新撰組の屯所へ走るのか?次回は、どうなるのだ。
それではまた、テレビの前でお会いしましょう。

龍馬伝、第22回を視た。

いよいよドラマは快調だなあ。
物語そのものは今、大変につらい。
山内容堂はバケモノ化が進み、後藤象二郎はえっ?こんなに悪いやつなの、以蔵は・・・、主のいない武市の家で妻が哀しい、饅頭屋の長次郎には恋の予感、岩崎弥太郎はまあいつもの通りである。
そして、お龍さんの登場だ。一見、硬質な彼女のプロフィールの向こうに、自分が一家を支えていくのだという意志がきりりと現れている。
これから真木よう子さん(わしはファンである)がどのように、お龍を演じていくのか楽しみなのだ。
そして、もう一人。
原田泰造さんだ。
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こんな顔を、どこかで見たことありませんか?いっさいの感情を押し殺して、というか感情もなく目の前のターゲットを抹殺するだけという存在。そう、あのターミネーターみたいなもんである。
以蔵を追い詰め、龍馬を単に邪魔な存在として排除しようとする殺戮集団、そのボス・近藤勇として画面に出現し、冷たい空気が走った。
わしは役者として、この人を評価している。もう、あのつまんないお笑いトリオなんか辞めて役者に専念すればいいのにと思う。
これからドラマのスケールは、大きくなっていく。まさに龍馬が言ってる「日本のことを考える」場面へと移っていくのだ、この調子で楽しませて欲しいな。
それではまた来週、テレビの前でお会いしましょう。

龍馬伝、第21回を視た。

今夜は、武市半平太の妻・冨がたいへんに美しかった。
りんとしたたたずまいは、奥貫薫さんの演技の実力だろう。この方は、これから女優として大きく成長なさるだろう。
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さて物語としては、わしは不快である。
武市半平太の語ること、すべてが聞くに堪えない。「自分を信じてついてきた者たちに、今更、言を変えることはできない」とヌカすのだ。つまり、「自分も信じていないことを、信じたふり」である。
早い話が、えーかっこをして周りをふり回し、どうしようもないところまで引きずりこんで、なんだか滅びの美学みたいなことを言い出すのである。
これはまさに、先の第二次世界大戦で再現されたことだ。
軍という名の官僚、参謀というエリート集団が犯した数々のことがらが思い出されて、わしは武市半平太が嫌いである。そして、この男を演じきった大森南明さんはたいした役者だと思う。
物語のつづきは、(まるで芝居がなっていないが)勝海舟が龍馬にむかって、お前のなすべきことを成せと叱ったシーンが、武市のバカと対極となって苦悩の中にも前にむかっていくベクトルを示していた。
前回と今回、重いテーマが続いたが見応え十分でした。
来週はいよいよ、お龍さんが登場である。楽しみですね。

それではまた来週、テレビの前でお会いしましょう。

龍馬伝、第20回を視た。

例によって、またモノをもらった。へへへ。
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龍馬のイラスト入り缶ビールである。よし、こいつを飲んでテレビを見るぞ!と思ったら。
今回はなんと切ないのであろうか。
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一時の熱情に浮かされた平井の兄、その妹までも巻き込みながら、なんという結末を迎えたのだろう。とくに加尾は、龍馬との明日を誓いながら引きさかれたのである。
京都にいわば密偵として送り込まれながら、その役割さえも否定されたのだ。
今回は、ひときわ広末涼子さんの演技が冴えた。
自分は、そして兄は何のために働いたのか。失われた時を、二度と帰ってこない時を思い、心が慟哭する加尾を彼女は演じきったと思う。
ちょっと、この人を見直したのだ。

それではまた、テレビの前でお会いしましょう。

香港に、行きたひ。

写真集を1時間かけて読んだ。
山口規子著、「メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京」である。
2004年の起工式から2007年の開業までホテルが誕生する物語を撮して、ルポした一冊なのだ。

これは、きっと面白いだろう。わくわしてページを開いたのだが・・・。
わしはブログの中でネガティブなことは言わないようにしているのだが・・・。
もしかして、これからこの本を購入しようという方のためにあえて言おう、期待外れですと。まず図書館でお借りなさい。買うのは、それからでも良い。
なんといっても写真に、力がない。
唯一選べと言われたら、最上階のレストラン「Peter」でテーブルセッティングのトレーニングに励む女性スタッフの写真だ。これはいい。
しかし、これって元々、わしがこの写真集を知ったきっかけである読売新聞の書評で紹介された写真なのだ。とゆーことは、きらりと光るのはこの1枚の写真だけなの?
しかも、この写真はずいぶんと粒子が粗いのだ。出版元が文芸春愁だからかも知れないが、全体に写真の質感がよろしくない。そして致命的なことには、ほとんどの写真に味がないのだ。
撮影者の山口さんは、お台場・ガンダム・プロジェクトのオフィシャル・フォトグラファーでもある。そのフットワークが良い仕事ぶりに、わしは大いに期待している。
次の作品こそ、良いものを!

もう、すっかりペニンシュラ東京には興味も関心もなくなった。やはり行くなら、香港のペニンシュラに行きたいなあと思うのだった。

龍馬伝、第19回を視た。

ドラマチックであった。
目をみはるアクションや、派手な群衆シーンがあったわけではない。
物語の根幹となるストーリーが、今夜は大きく動いたのだ。

ついでに言っちゃうと、この流れで行くと明治政府の正当性まで話が広がるのでは?と思うほどだった。明治維新といっても、あれは薩摩と長州のクーデターじゃん・・・とはならないだろうけどさ。
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そんな物語の中で、土佐の女たちのシーンが良かった。
季節の筍を囲んで、男達のことを想うやわらかなひとときが今夜のドラマにメリハリを効かせたのだ。


なお、5月1日の攘夷!なんつって長州しかやんなかったわけだけど、その日、京都の土佐藩邸では桜がひらひらと舞っていた。当時はもちろん太陰暦だから、現在よりもおよそ1ヶ月暦が遅い。つまり、まさに桜のシーズンなのである。その一方で南国・土佐では早くも、筍が出回る。こんな細かなところにも目配りがきいているのが、この龍馬伝なのである。

なお、眉毛のない徳川慶喜がブキミでとてもよろしい。

それではまた来週、テレビの前でお会いしましょう。

龍馬伝、第18回を視た。

いよいよ危うし、武知半平太である。
その一方で、平井の兄がころりと権力サイドにとりこまれていく。
昨日までイデオロギーをわめきたてていたのに、アイムソーリーも言わずにさくっと変身。こんな奴って・・・、いるよな。
そこでちょっと思ったんだけど。この人、もしかしてお芝居が上手いのかも、と思うほど(イヤな男の)役柄にぴたりとはまっている。
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そして海軍操練所においては、嫌々に入塾した土佐の連中が「新しい世界に、目が開かれる」とゆー、いささかベタなシーンもあった。そうか、そろそろホームドラマの領域から歴史が動くダイナミックな世界へとお話が移っていくのか。
来週あたり、土佐の後藤象二郎が暴れ出しそうな予感もする。
それではまた、テレビの前でお会いしましょう。

ぼくの、ごーるでんうぃーく。

「連休だからといって遊んじゃダメだぞ」と言って、いろんなおじさんが宿題をくれました。
 毎日、パソコンの前にすわって宿題をしました。
 近所でお祭りがあったので、タイカレーを食べました。
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 ちょっと辛かったけど、ココナツミルクの香りがしておいしかったです。
 おわり。

その時、ガスが止まった。

平成22年4月の夜、いつものようにほろ酔いで帰宅した。
今夜はあれを食べてみよう。
いろんなビジネス誌などで読み、いつかは喰ってやろうと思ったエースコックが執念で作り上げたらしい「コシと弾力!ガッシリ3Dめん~鶏ガラ醤油~」なのだ。
さあ、やかんをガスコンロにかけて着火ッ・・・チチチ、点かない?

じゃあ、やかんを左のコンロに移して着火!点かない?

むう、コンロの調子が悪いのか。まあ、いいや別に食べなくても。さくっとシャワーを浴びて、ウイスキーでも飲んで寝ようっと。シャワーのコックをひねって、じゃー・・・。あの、お湯が出ないんですけど。
あッ、わしの頭に一枚の書面がよぎった。
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・・・、その時、ガスが止まった、のだ。

独り暮らしはけっこう長いキャリアがあるんだけど、初めてのガス供給停止だ。
これってほんとに困るなあ。
4月の夜はまだ寒い、なのに水で顔を洗って・・・はまだよい。タオルを水で絞って体を拭いたら、これはもう水垢離(みずごり)というか荒行というか、ほんまに寒い。
某・大型家電ショップの○○○○のカード会社を「換えるけん」、このおかげでえらい迷惑だなあ。
これはもう、とっと明日にでも引き落とし先の変更手続きをしよう!と今さらながら、冷え冷えとした銀色の月に誓うのだった。

*補記
 エースコックの「ガッシリ3Dめん」は、わりといけます。

龍馬伝、第17回を視た。

今回は、千葉道場の佐那(貫地谷しほり)のエピソードであった。と、言いたい。
史実では龍馬が紋付きの片袖を渡して、結納のしるしにしたとかって話があるのだ。が、このドラマでは道場の名札を佐那が見上げて「あの人は、いつまでもここに居るのです」と語らせている。
ああ、おそらくこれで佐那の恋は終わりにするんだなと思った。
彼女は生涯、結婚することなくその墓には龍馬の妻と記されていたそうである。その誇りと、龍馬への想いが、たいへんに美しいとわしは思う。
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それにしても、道場の地稽古(打ち合い)は迫力あるなあ。もちろんアクションは代役だろうけど、とくに佐那の代役がすごい。小柄な方なのに、するどい打ち込み、スピード!こんなところまで気をつかってるのがたいしたもんだと思う。
それではまた来週、テレビの前でお会いしましょう。

龍馬伝、第16回を視た。

うん、わりと良かったね。
序盤で、それはもう久方ぶりに龍馬に会えてうれしさ満々の佐那(貫地谷しほり)が良い。兄が龍馬に引きずられるように道場を出ていくとき、ぽてッとコケてしまう間の取り方がとてもナイス!この人は、芝居が上手くなったよなー。
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なのに、龍馬にとっては大変に重要な存在となる人物が、そのキャストの人の芝居がブーイングなのだった。
勝海舟の今も残されている写真を見ると、なるほど、さぞや意気のいい江戸っ子なんだなと思われるのだ。なのに、このドラマのキャストは、うーん、田舎っぽいとしか言いようがない。
ドラマの後半、龍馬を連れて咸臨丸に乗り込むシーンなんざ、その人ったらただニコニコしてるもんだから今にも「みどりのタヌキ、赤いキツネ!」とか叫ぶんじゃないかと心配したほどだ。

来週は、ダークサイドのフォースに染まった山内容堂が暴れるらしいので、楽しみである。
それではまた来週、テレビの前でお会いしましょう。